2009年 09月 04日 ( 1 )
深緑夏代先生ありがとうございました。

9月3日の木曜日は、ウナ・カンツォーネの出演日でしたが、
お店に入る前・・・夕方6時から青山斎場へ、深緑夏代先生のお通夜へ行ってまいりました。
深緑先生は、私がシャンソン歌手になるきっかけをつくってくださった方。 私の師匠です。

お通夜の会場で、お焼香の順番を待ちながら、私は・・・
不義理を重ねた歳月を飛び越えて 、
歌い始めの頃のことなど、いろいろなことを思い出しておりました。
忘れていた記憶、先生の言葉、ピアノの音色、ロッキングチェアー、ピンクの膝掛け・・・
それは 人間の脳の不思議を感じてしまうほど細かな風景までもが、
凄い勢いで蘇ってきたのでした。


先生に初めてお逢いした頃の私は、暫く音楽の世界から離れていて、
人並みに花嫁修業をしに池坊学園に通ったりして、それはそれで楽しく過ごしていたのですが、
でもやっぱり楽譜を抱えていた頃の生活が恋しくて・・・
そんな時にふと目についたのが、西武コミュニティカレッジの
深緑夏代シャンソン教室だったのです。
最初のレッスンの後、すぐに先生のご自宅まで個人レッスンに伺わせていただくようになって、
そのままシャンソンの世界に入り、今に至ったというわけなのです。

初めてパリへ行ったのも、先生と一緒!・・・深緑門下生の旅行でした。
宝塚歌劇団のレッスンにも連れていっていただきましたよね。 
まだ木造の校舎の頃で、どこもかしこも伝説の通り磨き込まれていて、
なんとも独特の美しさでした。
でも先生と一緒だと、せっかく廊下や階段でタカラジェンヌの方とすれ違っても、
皆さん90度で?キッチリお辞儀をしてくださるので、どなたのお顔も見れませんでした。

あれから・・・怖ろしいほどの時間が流れてしまいましたよ・・・先生。


小さな身体に渾身の力を込めて歌っている先生のご遺影を見つめながら、
私は何をしてきたのかなぁ。。。
これからどうなってゆくのだろう。。。
そんなやるせない気持ちや不安を投げかけてみたりしておりましたが、
全てを打ち消すように、背中を押してくれたのは、いつも先生が私に掛けてくださっていた言葉・・・

「お勉強しなさいよ! とにかく、いっぱい勉強しなさい!」

これって・・・深い言葉ですね。。
先生が亡くなられて、初めて気がつきました。。。





 


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by mariko-sugita | 2009-09-04 00:35 | コラム column | Comments(0)