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ハエトリグサ
子供の頃、いくつか食虫植物を買ってもらったことがありました。
なかでも、2枚貝のような・・・トラバサミにも見えるような・・・ 
「ハエトリグサ」がお気に入り・・・
観察・実験ごっこの対象になってもらってました。


ハエトリグサ_e0048332_7402365.jpgまず観察。
虫を捕らえるところが見たいが為・・・
我が身を囮にして、蚊やハエをおびき寄せつつ・・・

ひたすら待てど虫さんは捕まらず・・・

観察から実験へと方向転換する

まず・・・ つまようじ でコチョっと触れたりしてみる。

反応なし

しつこく、手を変え品を変え・・・触る・・・ 触る・・・

反応なし
反応なし
反応なし

刷毛で虫らし~く、極々ソフト・タッチ・・・

のっそ~り、音もなく動いて そして 静かに閉じた! ヤッター!!

再び観察・・・ あ~気になる。だって中はカラなのに、ずっと閉じたままだよ

蚊?を捕まえて、生きてるふりをさせエサを与えようとしたが、無反応・・・

一日中、かかりっきり・・・(こういう性格だった・・・)

約一週間後・・・ ハエトリグサに すっかり学習されてしまい、相手にされていないことを悟る。

私 ずっと、ハエトリグサには学習能力があるのだと思ってたら・・・
「ウィキペディア」に、こんな文章が載っていました。

葉を閉じる行為は相当なエネルギーを消費するため、
いたずらに葉を閉じさせ続けてしまうと、葉はおろか株全体が衰えて終いには枯れてしまう。


・・・疲れていたのね。

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ハエトリグサって正式名称だっけ・・・?
詳細は→ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(以下抜粋・・・)

"ハエトリグサ Dionaea muscipula" (別名:ハエトリソウ、ハエジゴクは、北アメリカ原産の食虫植物。葉を素早く閉じて獲物を捕食する姿が特徴的で、ウツボカズラと並ぶ有名な食虫植物である。
英語の"Venus Fly Trap"(女神のハエ取り罠)は、2枚の葉の縁の「トゲ」を女神のまつ毛に見立てたことに由来する。
また、パックンフラワー等、凶暴性を持つ植物のモデルであることが多い。

・・・しかし、同じ種の名前なのに、女神のまつ毛×ハエジゴクって・・・ メルヘンしすぎ!×リアルすぎ!・・・(笑)

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・開いた葉の縁には多くのトゲが並んでおり、
・葉の内側には3本ずつ(4本のものもある)の小さな毛=感覚毛が生えており、
・その感覚毛に虫が2回触れると、1秒足らずで葉を閉じる。
・葉を閉じるのに必要な刺激が1回ではなく2回なのは、近くの葉が触れた時などの誤作動を防いだり、獲物を確実に捕えるための適応と考えられている。

見事!虫を捕らえたハエトリグサ君は・・・ 
・1日ほどたつと葉は完全に閉じられる
・トゲは逆に外に反り返り、葉の内側で捕まえた獲物を押しつぶし、
・葉から分泌される消化液でゆっくりと獲物を溶かす。
・およそ10日で養分を吸収し、
・葉はまた開いて獲物の死骸をポイ!
再び獲物を待つ。葉には寿命があり、一枚の葉が捕らえる回数は2-3回くらいである。
他の食虫植物同様、彼らにとっての捕虫はあくまでもオプション的な行為であり、捕食しなくとも生き続けることはできる。また、当然ではあるが、ハエ以外の昆虫も捕食する。


ハエトリグサ_e0048332_7432658.jpg


リンクさせていただいている一花一葉byアツシさん、9月25日のブログでは食虫植物のセラセニアを花器にみたててます。美しいですよ。 
by mariko-sugita | 2006-09-27 06:58 | コラム column
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