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サン・スーシの女 [LA PASSANTE DE SANS-SOUCI]
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いたしかたないとしても・・・
ロミー・シュナイダーさまの 気品ある美しいお顔を 知らない方が多いようなので・・・
ビデオ無法地帯の大箱の中から発掘してまいりました。

あのアラン・ドロンと、ヴィスコンティ監督によって見出され、育てられた大輪の花・・・
「ロミー・シュナイダー」の遺作の映画となった 「サン・スーシの女」
全編にわたり 幾度となく流れるヴァイオリンの調べ ・・・ 「忘却のメロディー」 は、
寒さを感じる頃になると・・・ 自然と歌いたくなる曲のひとつ・・・
レイモン・ルフェーブル・オーケストラとの 私のセカンドCDの中にも収めた曲です。

この映画の音楽を手がけたのは、『リトル・ロマンス A Little Romance』で アカデミー賞を受賞した
「ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue」です。
「フランソワ・トリュフォー」作品には欠かせない音楽家としても有名で、
先日のブログに登場した 「ジャンヌ・モローの「突然炎のごとく Jules et Jim」や、
「かくも長き不在 Une aussi longue absence 」の中のシャンソン 「三つの小さな音符」のように、
主題歌が独立した音楽として今も愛され、歌われている作品がたくさんあります。

個人的には・・・ 「プラトーン Platoon」 や、「マグノリアの花たち Steel Magnolias 」 「フォエバー・フレンズ Beaches (Forever Friends)」 などなども・・・、
映画の中の音楽として果してきた役割は、ルグランやフランシス・レイ氏とは また違ったかたちの、実に大きな、大きな才能の主なのだと・・・ 改めて感動してしまいました。

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超おおまかなストーリーは・・・
人権擁護協会の代表の主人公がパラグアイ大使との面会中に、大使を射殺する。
その裁判の中で、50年前に父親をナチスに殺された、ユダヤ人である主人公の人生が、
戦争の深い傷が明らかにされていく…
なぜ、主人公は自分の思想に反してまでも 彼を殺さざるを得なかったのか・・・
その理由を知って欲しいと語り始める。


「サン・スーシ」とは・・・
この映画では、ベルリンからの亡命者の集まるパリのカフェの名前ですが、
フランス語で、「憂いのない」という意味。

ドイツのブランデンブルク州のポツダムにある、フリードリヒ二世大王が建てた居城は
「無憂宮」→ 「サン・スーシ宮殿」ということ?で・・・いいんだっけ・・・か?な・?・?・

p.s 原作者は、あの 『昼顔』 のケッセル。
(・・・ですが、あんなムフムフなシーンはありません。)
   戦前に書かれた小説を 現在に置き換えて脚色したそうです。
by mariko-sugita | 2006-09-20 04:58 | 音資料 CD
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