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ピアソラ 「受胎告知のミロンガ」
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品川のパシフィックホテルの30Fにあるラウンジ「ブルー・パシフィック」で、
私は月に一度、超贅沢なミュージシャンをバックにJAZZを歌わせてもらっている。
ホテルのトップラウンジだが、45分程のステージが3回。
しかも初日のごあいさつの時に言ってくださった言葉は、「どうぞ自由に思いっ切りやってください」
有り難いスペースだ。
心配していた台風も夜明け前には通り過ぎ 台風一過。
♪私はやっぱり晴れ女~ なんて喜んでいたら、天気良すぎる~
夜行性の私はドラキュラの如く紫外線ギッラギラはツライ。
移動の車中で顔がヒリヒリになってきた。
オマケに夜になってもフェーン現象による暑さはおさまらず、ステージ上は高温多湿のまさに熱帯夜。
汗だくのLiveとなりました。
さすがにラテンの血滾ってそうなピアニストの深井さんもタオルで汗をふきふき。
楽屋ではお扇子パタパタ。
(深井さんのピアノの音は、厚く響いて芸術的な美しさ。不協和音も共鳴してるみたい?
静かな曲の時は繊細で哀しいほど澄んだ美しい音。すごいいセクシーなテクニシャンです。)
ギターの細野さんは 旅先のホテルでクーラー付けたまま寝ちゃって風邪気味だったのですが、
ステージの回を重ねるごとに頬のピンク色が濃くなってきて心配。
若手のBassとDrsの二人は体力勝負だが、さすがにバテ気味。
本当におつかれさま。ありがとうございました。
若くない私は・・・夢中で歌っていたので火事場の馬鹿力状態のナチュラルハイ。以外にも元気。 
しかし、優れたミュージシャンの演奏で歌うことが一番の歌の上達方法というけれど・・・
「初めて弾くよぉ」とリハーサルの時言ってたはずなのに、本番、とてつもなくカッコいい音で、
私は歌いながら {???この人達ってどうなってんの???}
ピアソラの「受胎告知のミロンガ」
という曲でvocalは耳からの印象よりも楽なのですが、
それでも集中して歌わないといけない歌なのですが、聞き惚れて舌噛みそうになっちゃた。
ピアソラのタンゴ特有の複雑な音とリズムは、主旋律以外のミュージシャンに負担がかかるので、
とても初見でパッと弾いて人を感動させられる楽曲じゃあないでしょうに。
しかもアレンジ譜じゃなくて、全員がpiano譜なのに・・・
それぞれのパートがうねる様な感覚で、細く太くを繰り返し 寄り添ったり離れたり絡まったりしながら 全員が絡み合って束となり大きなうねりを作ってゆくのだけれど、
あのスピード感はどうしたらあんな風にできるのだろう?
+α 歌っていて本当に気持ちが良かったです。
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by mariko-sugita | 2005-08-29 15:20 | chanson
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