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訃報 榊原栄さん
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指揮者で作曲・編曲家の榊原栄さんの訃報を伝える電話を受けたとき 
なにかずっしりと重いものが 本当に胃の奥の方に沈んでゆくような感じがしました。
心が受け入れるよりも先に 身体の細胞が哀しみを認識したのかもしれません。
かなり前からお加減が悪いことは知ってはおりましたが、
「また~?! 気遣って無理しすぎだよ~」  
まさか亡くなるなんて 誰も微塵も考えていなかったから、
きっと皆なこんな調子だったのではないでしょうか。
榊原先生とは主にオーケストラ・アンサンブル金沢の
演奏会で、結局、何回御一緒させていただいた事に
なるのでしょう?
夏のスクール・コンサートでは、毎日移動のバスの中でずーっと眠りこけている私に呆れてらしたそうですが、とにかく本人はずっと寝ていたので、その時は知る由もありませんでしたが・・・^^;
でもね、アンサンブル金沢のオーケストラのメンバーの方達にお尻を向けて舞台に立ち (学校の体育館のときもありましたよね。あの雰囲気も新鮮すぎて妙に緊張したっけ・・・) 前にはお客様。背中からは、めいっぱい「気」いわゆる気功の「気」のようなものを感じ、圧されてしまいそうになりながら、横斜め後ろ上方のマエストロ榊原の熱さ (この場合は体温の熱さも含む)を意識して、キャッチしながら、「ひょっこりひょうたん島*モーニング娘ヴァージョン」や、「千と千尋の神隠し」や、「夏の思い出」等を、生(なま)オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏をバックに歌うのは (しかも真昼間から・・・) けっこう消耗するのですよ。シャンソン歌手にとっては・・・
・・・でも、もっと話をしておけばよかったな
・・・次の日の声の状態を気にして飲み歩きにくっいて行かなかったのも心残りだな
・・・回文、ひとつもつくれないままだな
・・・何軒も立ち寄ったお蕎麦さん。美味しかったな
・・・もう一度・・・歌いたかったな 
ブログを書いているうちに、指揮者として、私の成長過程や長所・短所を知ってくれている唯一
かけがえの無い人が、居なくなってしまったのだと気がつきました。
オペラ歌手ではない私たちが、プレッシャーとコンプレックスの固まりとなりながら
オーケストラをバックに歌う歓びの時
心を許し託すことのできる本当に貴重なマエストロでした。59歳だったそうです。
謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。 ありがとうございました。 
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  +α 先生の亡くなられた8月11日は私のお誕生日ですよ。
by mariko-sugita | 2005-08-12 06:26 | chanson
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